漂泊罪

頑固な汚れには漂泊剤かけよう

色が落ちるまで

美しい場所を探してたけど

気がつけば

汚れにしか住めない

出来れば僕の憂鬱だとか

得体の知れない罪の意識や

冴えないだけのこの原罪も

白く抜き倒して欲しい

 

目的のない人生なんぞはくそだとか

奴等は言うけど

価値なんてものは

無いのはわかってたけど

意味すらも

本当はないのさ

分かっているのさ

理想に生きなきゃ

誰も栄光なんてくれやしない

目的もなく 漂泊してく

それが一番の罪

 

価値観なんてものは

人それぞれさ

だから

ごちゃごちゃ言うなよ

頑固な汚れには漂泊剤かけよう

色が落ちるまで

目的のない人生なんぞも

くそだとは

決して思わない