過ち

死のうとして
薬をのんだ
長く眠り
こんだみたい
喉が渇き
目が覚めたよ
コップ一杯の水が
五臓六腑に染みてく

死のうとして
首を吊った
紐が切れて
床に落ちた
もんどりうった
目に映った
夕陽に照らされて
黄金色に光る町

同じ過ちを繰り返し
元いた場所へは戻れない
あと少しの勇気があれば
今とは違った 毎日かなぁ

死のうとして
ビルを跳んだ
骨が折れる
だけで終わった
失望した耳に残る
救急車の音と
雨の中に浮かぶネオン

死のうとして
手首を切った
流れる血は
鉄の香り
目眩がして
倒れ込んだ
懐かしい友達よ
もうじき君に会えるよ

同じ過ちを繰り返し
進歩のない奴が
ここにいる
あと少しの勇気があれば
それを言うのはもう
やめにしよう

ホームに入ってくる
電車が
温かく
見えてしまう
時がある
だけど
いつだって
優しい
君にしか見えない
景色がある